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パラリーガルコラム

こんな人と一緒に働きたい(どんな人がパラリーガルに向いているか)

2017.07.07 written by ずんだ係長

みなさんこんにちは。ずんだ係長です。今回は,「こんな人と一緒に働きたい」と思える人についてお話ししたいと思います。と,偉そうに話し始めましたが,実際は,「自分もこうありたい!」と思える人物像のお話しです。こんな人が集まったら素晴らしい事務所になるんだろうな,と思います。

1 よく気が付く人

複合機の中の用紙が少なくなっているのにすぐに気づいて補充したり,よく使う事務用品等が少なくなっていたら発注の手配をしたり,汚れているところを見つけたらササッと掃除したり...と,細かな気配りができる人が非常に喜ばれます。私たちの仕事は,一つの事に集中してやればいいというものではなく,複数の仕事を同時進行し,突発的な仕事にも対応できなければならないため,常にアンテナを張って,気が付く努力をすることが非常に重要です。

2 責任感がある人

多くの法律事務所は,少人数の所員で構成されていることが多く,パラリーガルの仕事は,弁護士から頼まれた仕事を個人ワークでこなすことが多いので,責任感に欠けていて仕事に抜けが多い人が一人でもいると,周りの少ない人数でフォローしなければならないため,その影響は非常に大きいものとなります。致命的なのは,その影響が依頼者の不利益に直結することです。法律事務所では,依頼者の人生や企業の未来を背負った仕事を取り扱っているので,個人個人の責任感の欠如は,法律事務所全体の存続にかかわるものになります。

3 フットワークが軽い人

事務所にもよりますが,法律事務所には突発的な仕事が多く舞い込んできます。突然弁護士からお遣いを頼まれたり,裁判所から連絡があって書面の受領をしに行かないといけなくなったり,様々ではありますが,そんな時,進んで自分から仕事を取りに行く人は重宝されます。

4 仕事の線引きをしない人

これは私の仕事ではないからやらない,誰かがやるからいいだろう,という姿勢は非常によろしくありません。既に分担されていて担当者が決まっている仕事なら良いのですが,そうでない場合に,自分のものさしで仕事に線引きをすることは,仕事の抜けにも繋がりますし,所内全体のモチベーションの低下に繋がりかねません。

5 誰にも負けない特技を一つ以上持っている人

人間はロボットではないので,得意不得意があるのは当然だと思います。全てを完璧にこなせるように努力する姿勢も大事ですが,それ以上に,何か一つでも誰にも負けない特技を持っているということはとても大事だと思います。例えば,「掃除は誰にも負けない」とか,「プルーフの正確性は誰にも負けない」とか,そういった特技です。一人ひとりの特技が集まることで素晴らしい事務所になり,その人も事務所にとってかけがえのない存在になると思います。

いかがでしたでしょうか。法律事務所の多くは少人数であるため,上記に挙げたように人間性が重視される傾向にあると私は感じています。法律の知識はあるに越したことはないでしょうが,まずは人間性ではないかと思います。また,少人数であるからこそ,一人ひとりの事務所への影響力は大きいので,一人ひとりの「事務所を良くしていきたい」という気持ちも反映されやすいものだと感じています。法律の知識や法律事務所の経験がない方も,是非チャレンジして頂ければと思います。

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