パラリーガル(法律事務職員)WEB
  • facebook
  • lineat
  • twitter
パラリーガルコラム

パラリーガルの魅力って?

2017.08.25 written by 和希

先日5年中4回目にあたる本年度の司法試験が終了し、あぁ私来年もまた受験生だと確信した今日この頃。来年は私にとって最後の年。あと1年、悔いなくやりきって終わりたいと決意も新たに下半期をスタートしました。

さて、この時期司法試験受験生は、ちょっとした自由時間。9月の正式発表までの間、好きなこと(来年を見据えた勉強ももちろんアリ)をしながら結果を待ちます。中には知り合いの弁護士の事務所とかに潜り込んで(短期間だけ?)パラリーガルになる人もいます。今はそんな人たちが業務の質問をしてきたりする時期です。

私が企業法務に移り、パラリーガルを遠のいて1年。それでも私のノウハウは役立つみたいで、パラリーガルの経験があること、誇らしく思います。
一受験生としてのパラリーガルの魅力は、何といっても現場感。社会から孤立しがちな受験生には、憧れの弁護士業でさえも上手く実務を想像できない人もいます。
教科書で、例えば「被相続人の子であることが証明できれば相続人(子のみ説、と言います)」みたいな一文が出てきたとき、受験生はそうかそうかと納得しても、パラリーガルのように「被相続人の子」の証明手続きがパッと思いつくようなことはほとんどないでしょう。そんな実務の世界は魅力でいっぱいです。

一社会人としてのパラリーガルの魅力は、すべての業務が誰かの幸せに直結していることを感じやすいことです。
例えば大きな会社にお勤めの方だと、会社の大きな目的のため、自分の作業が大河の一滴になるような仕事を任され、なにをやっているのやら、やりがいそのものを失うなんてこともあるかもしれません。
パラリーガルは、どの仕事も誰かのためです。手続きも渦中の依頼人を助けるための作業。ファイリング一つでさえも先生の作業効率のため。すべての仕事に身近な誰かの顔を必ず思い浮かべられます。また、高度な専門性も必要で、決して飽きることはありません。

パラリーガルの認知度が低いからか、未だに仕事内容を、ただのお茶出す人?とか思っている方もいます。実際パラリーガルのいない法律事務所は弁護士の雑務負担が圧倒的に高くなり、先生の弁護士としての能力をいかんなく発揮するには不可欠な存在なのに...と仕事内容をわかってない人に会うと歯がゆく思います。
それから、職業柄スキルアップを必要とされることから逆に一から技術を積み上げやすく始めやすく、高いスキルがあれば働き方も選べ、全国の事務所を視野に入れ転職することもできますよ。

職業として魅力満載のパラリーガル。是非目指してほしい、そんな仕事です。

他の記事も読んでみる
コラム一覧ページへ →

ページトップへ