パラリーガル(法律事務職員)WEB
  • facebook
  • lineat
  • twitter
パラリーガルコラム

パラリーガル同士の交流はある?

2016.12.16 written by 和希

昔から「持つべきものは友」というし、全国民が愛してやまないアニメのあの子だって、しばしば「心の友」を抱き寄せます。本当に困ったとき助けあえる人を日ごろから大事にするべきなのです。それが同業者だった時の強みと言ったら...!

今からパラリーガルを目指す方に。今回パラリーガル同士の交流はあるか、というテーマですが、是非してほしいし、できれば友人を作ることを、強くお勧めします。
憧れだけでなりふり構わず仕事を始めた私にとって、他事務所で働くパラリーガルの友人の存在は本当に心強いものでした。
私の場合は、人生選択が法学部からロースクールという典型的な法務大好きルートだったので、おのずと知人友人がパラリーガルの先輩になっていたケースが多かったのは幸いでした。

他事務所のパラリーガルを知っているだけで仕事上の一般的な相談がすぐできます。手続きの方法や、自分の事務所の独自ルールなのか、業界全体のルールなのか。他にもなんでも気軽に訊くことができるので、心強かったです。

経験上、特に派遣であまりスキルもないのに事務所にお勤めする場合などは、先輩は多忙(どんなに優しくてもつまらない質問はできない)、先生は不在(しかも先生は、事務に詳しい方ばかりではない)、質問の趣旨があいまいすぎるとGo○gle先生も限界(的確な検索ワードを入れてこそ能力を発揮するのです)、という悲惨な事態になるのです(そして時だけが刻々と過ぎてゆく...)。

仕事上の小さい質問も、誰にも言えない悩みも、共感し、労りあい、明日も頑張ろうと思える。パラリーガルの友人がいることで、本当に救われてきました。そしていつか自分も、誰かにとってそんな人になれるよう頑張りたいと思いました。

余談ですが、業界が結構狭いので一つつながるとどんどん輪が広がって面白いです。前居た事務所が一緒、派遣会社が一緒、同じ講座を受けていた、あの先生に(いろいろな意味で)可愛がられた...など。私のように法学畑で、しかも土着していると、弁護士会館の片隅で、破産申し立ての受付窓口で、謄写の受取り窓口で。あ...あの時の!という出会いがあったりします。そんなとき、相手がそっとお名刺を差し出し、困ったらいつでも、と優しく声をかけてもらって...嬉しかったのでした。

機会があれば積極的に参加しましょう。講座とかでも声をかけていきましょう。きっと仕事を、人生を充実させる出会いが待っているはずです。私も近々、新たな交流を探るべくパラリーガルさんと飲みに行ってきます!

他の記事も読んでみる
コラム一覧ページへ →

ページトップへ