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パラリーガルコラム

こんなことを任されています!気になる実際の仕事内容

2017.03.24 written by 和希

前回までは私の1日がテーマでしたが、今回はお仕事内容についてです。

 

私の所属するチームは、社内の製造品から取引法務まで多岐にわたる規範管理部署のような扱いで、私はいわゆるビジネス実務法務を扱っています。

1.契約書のチェック/作成

2.締結後の契約書管理

3.法律相談

4.法規情報の入手 などです。

 

1.契約書のチェック

社内で担当者が何らかの契約締結する場合、リーガルチェックをします。現場の担当者間で話しが進めば、何かしらの契約を締結することもなりますが、契約は双方の合意が重要です。

締結前段階では、たたき案を出すときと頂くときとがあります。こちらから案を出す場合は、担当者からよく話を聞いてどの型にマッチするか判断し、(例えばNDAでも数種類あります。)一番合う型をお渡しします。

先方ひな型であれば中身をチェックします。誤字や体裁から内容に至るまで...といっても、ある程度方法は決まっています。

瑕疵担保責任の部分で当社に不利益な部分はないか、損害賠償の範囲で不均衡はないか、合意管轄地が不便でないか、などなど。でも時に(内容的に)とんでもないもの(罠?)が出てきたりして、油断禁物です。場合によっては、先方の意向とのすり合わせが必要で何度もやり取りを重ねます。時には数か月~半年、担当者と一緒に頑張ります。締結時の得も言われぬ達成感!(担当者にとってはやっとのスタートですが...)凄くやりがいを感じる瞬間です。

良い契約書がなければ作りますが、難しいものは弁護士のリーガルチェックをいれます。

 

2.締結後の契約書管理

そうして締結された契約書の保管、期限管理をします。(自分がかかわったものだと感慨深いです。)

リスト作成、PDFデータでの保存、期限付きの契約は、期限通知を担当部署にします。その時は、必要と思うアドバイスを一緒にします。まき直しが必要ですよ、とか、このまま契約の期限切れを待つのはどうですか...なんてことも言ったりします。

 

3.法律相談

各部署で法律的な疑問等が生じたときは、私が所属するチームに連絡が入るルールになっています。リーガルサーチをし、上役が判断できるだけの材料を集め、時には個人の意見を述べます。ある程度自分の考えを求められる点は、本質的にパラリーガルの仕事とは異なります。もちろん内容によっては弁護士へ相談します。その時は、チームが窓口になります。

 

4.法規情報の入手

必要な様々な法律(マニアックなもの多数)を、法律事務所でおなじみの某DBで情報収集します。一次的な解釈等を行い、上司に相談しながら会社の方針を決定します。法規管理体制の構築は部署のテーマで、制度設計とともに頑張っています。

とにかくどの業務も楽しいですが、毎日勉強、ついていくのがやっとです...

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