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パラリーガルコラム

パラリーガルの魅力って?~パラリーガルになって良かったこと~

2017.01.06 written by ぴろ

私は法律事務所で働いて約4年になります。まだまだ未経験のことは数多くありますが、事務員として働いている中で魅力だと思えることは、第一に、何らかの形で法律に常に触れることができることです。

大学の法学部で基本的なことを学び、ロースクールでそれをさらに深くかつ実践的に学んできました。今まで学んできたことが、実務では、このような場面に現れているのだと実感することも多々あります。
これまでの学習と実際の案件とのつながりを発見することが日々の楽しみの一つです。加えて、学生として学ぶことができなかった実務特有の仕組みを、新たに知ることができること、毎回、勉強をさせてもらいながらお仕事をさせていただけているという環境がとてもありがたいことだと思っています。

第二に魅力的なことは、今後どのような方針で進めていくのか、具体的にどのようにすすめていくのかを弁護士と先輩事務員の会話などから読み取っていくことです。
今まで働いてきた事務所では、事務員として、依頼者との打合せに同席することはほとんど無かったのですが、自分の仕事を進めていくためにも、事件の全体像を弁護士から聞き、そして、自分はその中のどの部分に携わることができるのか、前もって考えておきながら、弁護士や先輩の指示を受ける際に、答え合わせのようにして今までの経験による予測が的外れではないことを確認するなどしてお仕事をさせていただいています。

第三に、案件解決後の依頼者の様子を知ることができることです。少しでも関わった案件で依頼者が全て解決し、当初相談に来所されていたときの表情とは違い、同一人物ではないかのように晴れ晴れとした表情でいらっしゃったときは、打合せ室へお通しする際、お茶をお出しする際の数秒の間ですが、変化を感じ取ることができるので、精神的にもすっきりされた様子をうかがうことができ、こちらも嬉しい気持ちになります。

最後に、約4年の経験を通して、自分や自分の周りの人に、今後もし、これまで携わってきた事案と似たような問題が発生した場合に、大まかな流れを知っていることで、無駄に焦ったり、心配したりすることもなく、どの分野の専門家に相談するべきなのか、当事者としてどこまでの準備をしておくべきなのか等、より適切な方法で問題解決に向かって進むことができるようになっているのではないかと思います。

他にもお仕事の魅力はいくつもあげられるのですが、今後も新たな魅力を発見できる職場だと思っているので、楽しみながら働きたいと思います。

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