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パラリーガルコラム

同じ法律事務所は存在しない。あなたはどんな事務所に入りたい?

2016.11.18 written by 和希

司法試験にどっぷりつかった青春を送ってしまい、法律事務所の見学率は相当多い私。正直この10年弱、憧憬と羨望の法曹会。ちょっとしたマニアかもしれません。学生バイトも含め「ここで働かせてください!」と何度面接を受けたことか...そして今日片足を突っ込むことに成功したのでした。そんな私が独断と偏見で気にしている「この事務所に決めるなら」ポイントのうち2つを披露します。

1)事務所規模
往々にして、事務所規模は求められる人材の違いを生みます。
個人事務所はメンバーが固定か、流動が激しいかの極端な場合が多いです。法律事務員経験がない場合は秘書レベル、経験者には即戦力を好む傾向があります。先生おひとりさま事務所は、弁護士=社長。個人商店の側面もあると言えそうです。最終的には直属上司(先輩)や先生との相性が一番重要。福利厚生が今一つの事務所もありますが、派遣だったらそこは度外視できます。アットホームさ、人間関係の距離や緊密さ、万能秘書を経験したい人や専門性を高めたい人にとってもおススメです。贈答品の配当率も高く食卓がちょっとリッチになる日もあるかも(!)しれません。

中堅~大手の事務所は、ボスの先生の性格が運営スタイルなのは同じです。でも朝礼(必須)、年間行事(連行)、提案(強制)などの企業っぽさがある事務所も。支店が各地にあれば、正社員には転勤もあります。また、派遣以外に学生バイトや主婦パートさんがいて、作業効率のよい仕組みも多いです。事務・パラリーガル・秘書・経理など分業されている事務所を知っています。

一方でタテヨコのつながり、グループ派閥、妙な(?)しきたりなど人間関係での立ち振る舞いで高度な社会性を求められることも。
けれどもルールが明確でなじみやすく、マニュアル完備・教育が丁寧な所が多いです。

2)事務所の雰囲気
雰囲気はまさに個性、大事なのは相性です。...もし顔合わせで何か違うと思ったら勇気を出して相談しましょう。
ちなみに、私は出ているものが少なく書類の分別が整っており、掃除が行き届いている事務所が好きです。「オフィスきれい」ウリの事務所さんもありますよね。でも人によっては積まれた書類やお菓子いっぱいのデスクに人間味を感じる方もおり、美しい方が...とか、衛生的な...という「正解」はなさそうです。事務所の雰囲気。それは第六感でくみ取る働くあなたとの「相性」そのものです。

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